LiquiScanシステム
概要
LiquiScanシステムは、DMA法により、最小2 nm~のコロイドナノ粒子、タンパク質、高分子材料、CMPスラリー、インク溶液など様々な材料の粒径分布を、迅速かつ高分解能に計測するために設計された装置です。本システムは、 粒子分級および粒子個数カウントの組合せにより、混合されているサンプルにおいても高い粒径分解能により細かな粒径情報まで計測することができます。
また、ごく微量の凝集体の検出や、コンタミネーション計測においても有益なデータの取得が可能です。
関連機器
関連資料
Liqui Scan(ES-DMA)高分解能粒径測定ナノ粒子分級
特徴
- 可測粒径範囲が2~1,000 nmと広範囲
- 一量体、二量体を見分ける最大128 chの粒径分解能
- 粒子個数評価による存在比計測
- 5 nm~の粒子分級抽出
- ポリマーやCNTなど非球形サンプルにも対応
応用例
- 高分子溶液
- CMPスラリー
- 金属微粒子
- インク溶液
- タンパク質など
仕様
粒子計測器 | SMPS3938シリーズ |
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原理 | 電気移動法 (DMA法) |
評価 | 粒子個数濃度 |
可測粒径範囲 | 2~1000 nm (DMA/CPCによる) |
粒径分解能 | 最大128チャンネル/decade |
サンプル濃度範囲 | 0.01~2 wt %(サンプルによる) |
溶液別発生器 | 水・アルコール系(発生器)……エレクトロスプレー3480(製品詳細) 使用 有機溶媒系(MEK、NMP等)……アトマイザー3079(製品詳細) 併用 |
粒子発生器 | Electrospray |
発生可能粒子径 | 2 nm~(サンプルによる) |
液体消費量 | 2~10 μl/min |
発生量 | >107 個/cm3 |
印加電圧/電流 | -0.5~-3.5 kV/0~2,000 nA |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。