NILUアルミ製フィルタホルダー
大気中マイクロプラスチック捕集に最適
概要
プラスチック生産量は年々増加しており、総生産量は1950年には年間200万トンでしたが、2015年には年間3億トンとなり、累計生産量は2050年には400億トンに達すると推計されています※。プラスチック廃棄物の大半は埋め立てや焼却、リサイクルに回されますが、一部は環境中にも流出します。環境中のプラスチックは容易に自然分解されず、次第に断片化され最終的にはミリ~マイクロサイズほどのマイクロプラスチックとなって大気中を浮遊し、新たな環境問題の一つになっています。
NILUアルミ製フィルタホルダーは、長年の大気汚染研究実績のあるノルウェー大気研究所(NILU)で設計、開発された、大気汚染測定で粒子とガス状化合物をサンプリングするための多段型フィルタホルダーです。また、アルミ製のため、従来のポリカーボネート製フィルタホルダーではサンプル汚染が懸念されるマイクロプラスチックやその他の化合物のサンプリングに最適です。
※出典:Zalasiewicz, et al. (2016) Anthropocene, 13, 4-17;
特徴
- アルミ製のため、マイクロプラスチックのサンプルの汚染を防ぐことが可能。
- Φ47 mmフィルタ使用、捕集有効径Φ40 mm。
- 様々なポアサイズのフィルタ、試液を染み込ませたフィルタを使用可能。
- オープンフェースキャップ及びアウトレットキャップが付属するため、サンプルの持ち運びが容易。
応用例
- 大気中マイクロプラスチックの捕集
- 大気環境/作業環境におけるエアロゾル及びガスの捕集
仕様
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。