アンダーセン型低圧カスケードインパクター MAIS-10
- 分析部分の粒子捕集量増加を可能にした小型多段多孔式低圧カスケードインパクター -
概要
Engligh Catalog download 「PDF」
低圧カスケードインパクターMAIS-10は、ロープレッシャーインパクターLP-20を基に開発された、捕集粒径範囲の0.03~8.6μmの小型多段多孔式低圧カスケードインパクターです。
従来の低圧インパクター(LP-20)は、ノズルが広く分散しています。そのため、切り取ったフィルターを分析する際、分析面の捕集量が少なく、正確に分析できないという問題が生じていました。低圧カスケードインパクターMAIS-10は、粒子捕集部を極めて小さな面積に集中させることにより、分析部分の捕集量を上げることが可能になりました。これらの改良により、エアロゾルの大気環境への影響を定量的に評価するための基礎となる計測データの信頼性を向上させ、時間分解能を高められることが期待できます。
MAIS10
特徴
分級範囲 0.03 ~ 8.6 µm
多段・多孔式ジェットノズルを備えたインパクター方式を採用
応用例
- ハイテク原材料微粒子等の捕集 他
- タバコ粒子の粒径別捕集
- 光化学エアロゾルの粒径別捕集
- ディーゼル排気微粒子の粒径別捕集
仕様
分級特性 | 0.03~8.6 μmを10段階分級 |
---|---|
流量 | 9 l/min±10% |
重量 | 2.0 kg (ポンプ不含) |
吸引圧 | -91.3 kPa (バックアップフィルター上流点) |
ポンプ | オイル真空ポンプ |
捕集板径 | φ25 mm (石英、テフロン、ステンレス等) |
寸法 | W120 × D120 × H370 mm |
材質 | アルミニウム |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。