コリソンネブライザー Collison Nebulizer
Bernoulli原理を利用し、少量液体をエアロゾル化するネブライザー
概要
Collison Nebulizerは、BGI社(現:Mesa Labs社の一部門)が1970年代にネブライザーのオリジナルデザインに基づいて開発し、現在はCH Technologies社によって販売されています。本Collison Nebulizerは長い間、多分野で多様な液体をエアロゾル化する技術として用いられてきました。
Collison Nebulizerはガラス製のジャーが標準です。その他に、高圧又は温度条件による偶発的な暴裂から保護するため、耐破損性のポリカーボネート、ULTEMおよびポリスルホンのジャーの利用が可能です。 316ステンレススチールのジャーを使用して、特別なアプリケーションで最大の耐久性と安全基準を確保できます。また、ジャーの底に5 mlのウェルが装備されたプレシャスフルイドジャーがあり、高価又は入手困難な材料の発生に適しています。
外部充填アダプターを利用して、外部から液体を断続的または継続的に補充できます。液体はノズルの下部に注入されるので、エアロゾルの生成に妨げません。
また、ノズルのジェット数は1,3,6,24から選択できます。様々なジェット数のノズルを所有頂くことで、簡易にジェット数の変更が可能で、これによりエアロゾルの発生量を制御できます。 Collison Nebulizerのアウトプットは垂直又は水平発生型から選択可能です。フランジ型のコネクタが標準装備されているため、延長チューブ、ボルテックス希釈器、等速サンプリングブロックや他の新型発生システムとの接続が出来ます。
特徴
- 垂直または水平方向の粒子発生
- 多様な液体の効率的エアロゾル化
- 広範囲の粒子発生
- 安全性・耐破損性に優れたポリカーボネート製“ジャー”(オプション)
- 高価な流体専用“ジャー”(オプション)
- 外部充填アダプタ(オプション)
- 再現可能な標準評価特性
応用例
- 空気感染症の研究 (花粉量測定、空中移動生物体等)
- エアロゾル研究
- バイオハザード曝露試験
- 消費者製品の安全性試験
- フィルタ評価試験
仕様
幾何標準偏差 | < 1.5 |
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発生流量 | 4 ~ 50 L/min |
重量 | 約1.23 kg |
モデル | 1 ジェット(垂直または水平方向発生) 3 ジェット(垂直または水平方向発生) 6 ジェット(垂直または水平方向発生) 24ジェット(水平方向発生) |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。