製品情報

Engine Exhaust Condensation Particle Counter Model 3790A / 3790A-10

Sub23nm要求に適合した10 nm CPC

概要

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エンジン排気凝縮粒子カウンター(EECPC)モデル3790Aは、排気ガスの固体粒子数(PN)濃度を測定するために設計された機器です。
3790Aは、粒子個数の正確な測定について長年の実績を持つ技術を引き継いでおり、GRPE粒子測定プログラムの基準( Euro 6 Regulations 83 and 49, および今後のEuro 7 Regulationsを含む)に適合しています。

特徴

  • 下限検出粒径が23 nmまたは10 nmとPMPの要求での選択が可能
  • 1から10,000 / 50,000 個/cm3の粒子濃度での相関性(R2)を0.97以上で実現
  • トレーサブル基準に対して±10 %のカウント精度を実現
  • 単一粒子計測を使用して、フルフロー条件下で動作します
  • 最高の精度を実現するために、連続的な補正を組み込んでいます
  • ISO 27891に完全準拠して校正済み
  • 0.1 個/cm3の高分解能を実現
  • マルチヒーティング希釈器により、最小検出粒径23 nm/10 nm 2台同時に個数濃度計測

応用例

  • マルチヒーティング希釈器(eDiluterPro)により、最小検出粒径23 nm/10 nm 2台同時個数濃度計測

仕様

モデル仕様 3790A
D50      23 nm 50 % ±12 %
D90      41 nm >90 %
対応濃度    10,000 個/cm3

3790A-10
D50     10 nm 50~80 %
D90     15 nm >90 %
対応濃度    50,000 個/cm3
最大検出粒径 >3 µm
粒子濃度 ライブコインシデンス補正により、0から上限
濃度範囲までのシングルカウントモード
濃度精度 トレーサブル基準と比較して±10 %
校正方法 ISO 27891に準拠
濃度直線性 1から相関係数(R2)≥0.97の上限濃度
範囲までの線形応答
エアロゾルサンプル 流量     1.0 L/min
フロー制御 クリティカルオリフィス(別途吸引ポンプが必要)
応答時間 <5秒(T95の場合)
移動平均時間 フロントパネルの操作により1、2、3、4、5、6、10、12、15、 20、30、または60秒。
ソフトウェアを使用してより多くの選択肢が利用可能
偽係数 <0.001個/ cm3
環境動作条件 温度  10 ~35 °C
湿度  0~50 % RH(結露の無いこと)
大気圧 75~105 kPa (0.75 ~1.05 atm.)
高度  2,000 m以下
作動液 n-ブチルアルコール  (外部充填ボトルからの自動充填)
通信 プロトコル ASCIIに基づくコマンドセット
インターフェイス RS-232   9-pin, D-sub コネクタ
USB     タイプBコネクタ、USB 2.0互換、12 MB
イーサネット 8wire RJ-45、10/100 BASE-T、TCP / IP
入力信号/出力信号 アナログアウトプット BNCコネクタ、濃度に比例した0〜10 V
パルスアウトプット  BNCコネクタ、TTLレベルパルス(350n sec)
アナログインプット  BNCコネクタ×2(0~10 V)
データ保存 SD / MMCフラッシュメモリカード
ソフトウェア Aerosol Instrument Manager®ソフトウェア(TSI社)
校正確認 年1回(メーカー推奨)
必要なユーティリティ 電源    100〜240 VAC、50/60 Hz、最大200 W
吸引ポンプ 60 kPa以上
本体正面 サンプルインレット、表示ランプ(Particle、Status)、
2行LCDディスプレイ、キーパッド
寸法(L x W x H) 260 × 180 × 250 (mm)(供給ボトルと固定具は除く)
重さ 5.5 kg
データレート 10 Hz

※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
Model3790及び3790ATSI社での校正により3790A-10へアップグレード可能です。(ただし3790のデータレートは1Hzのままです。)

サンプル画像