Water-based 凝縮粒子カウンター CPC 3789
最小検出粒径2.2 nmの ウォーター型CPC PCとのリモート接続が可能

概要
モデル3789は従来、凝縮液として使用されていたブタノールの代わりに水を用いた、ナノ粒子を計測する凝縮粒子カウンターで、最小2.2 nmまで検出することが出来ます。水を用いることにより排気臭が無く、室内環境をはじめ幅広いアプリケーションに適します。また、シングルカウントモードにて最大200,000 個/ccまでの個数濃度を高い精度で測定することが出来ます。モデル3789はWater-based CPCとしては3世代目で、異なる条件下でも安定した操作が可能な堅牢設計となっています。
特徴
- ユーザーにて最小検出粒径(D50)の選択が可能(2.2もしくは7 nm)
- 早い応答性(T90<0.6 秒)
- シングルカウンティングモードで最大2×105 個/ccまで検出(濃度精度±5 %)
- 環境負荷の少ない蒸留水を凝縮液として使用
- タッチパネルディスプレイを採用
- イーサネットによりリモート接続が可能
- Model3082と組み合わせることによりナノ粒子のサイズ分布および濃度を2 nmからほぼ1,000 nmまで計測可能(SMPSとして使用可能)
- 50 Hzでデータ取得
応用例
- エアロゾルの基礎研究
- 屋内外の環境モニタリング
- 粒子生成等の研究
- 吸入・暴露実験
- 健康影響のテスト
- ナノテクノロジ-の研究
仕様
粒径範囲 | 最小検出粒径(D50):ユーザーにて選択可能2.2 nmか7 nm(Sucroseの場合) |
---|---|
対応濃度 | 0~2×105 個/cc (シングルカウントモード) |
濃度精度 | < 2×105 個/cc ±5% |
偽計数 | < 0.01 個/cc (12時間平均値) |
応答時間(T90) | 0.6 秒 |
流量 | エアロゾル流量:0.3 L/min インレット流量:0.6か1.5 L/min (オプションインレット流量 2.5 L/min) |
作動環境 | 作動温度:10~35 ℃ 作動湿度:0~90 % RH 作動大気圧:75~105 kPa |
電源 | 100~240 VAC、50/60 Hz、200 W(Max) |
ソフトウエア | AIM※ソフトウエア(USBケーブル C to A) |
凝縮液 | 液体:蒸留水 消費量:<43 mL(1日あたり) |
通信 | インターフェイス:専用ソフトウェアにてPC制御可能、イーサネットによりリモートアクセス可能 |
本体正面表示部 | タッチパネルディスプレイ |
較正 | 年一回推奨 |
寸法(HWD) | 307 × 183 × 404 mm(供給ボトルと固定具は除く) |
重量 | 8.2 kg |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。