室内空気質モニターの測定データ例及び性能評価試験


概要

本レポートでは昨今独国Palas社で開発された室内用の空気質モニター(モデルAQ Guard)の最新測定データ例及び粒子個数の基準器である凝縮粒子カウンターとの比較データについて報告する。
Palas社のAQ Guardは軽量・小型のセンサで使用目的に応じた2つのモデル(室内及び大気モデル)が存在する。いずれのモデルもFidas® 200シリーズ※1に搭載されている高分解能光学センサを用いていることから、広範囲な粒径分布(個数基準)を測定し、且つリアルタイムに質量濃度(PM)を表示する。またオプション品のガスセンサを追加することでCO2やVOC濃度の測定が可能となり、室内用のAQ GuardではAQI(Air Quality Index:空気質の汚染度を示す指標)及びIRI(Infection RiskIndex:感染リスク指数)も表示される。
昨年よりコロナ禍の影響もあり室内で過ごす時間が増えており、室内での感染リスクを減らすために入室時の体温チェック、アルコール消毒、またパーテーションの設置や室内換気など様々な対策がされている。しかしこれら対策の効果を数値化することは容易ではなく、また一般的に自宅やオフィスなどの室内環境で空気質をモニタリングすることも簡単ではない。最近では室内でモニタリングしたCO2濃度が換気の目安に使われているがAQ GuardではCO2濃度に加えて粒子濃度や粒径分布を測定することで空気質の汚染度をより詳細に算出する。
本試験ではAQ Guardを幾つかの室内環境に移動して測定を実施した。室内環境での人の行動記録も取ることでPM、CO2濃度及び室内空気質の変化を調査した。

試験日時:2021年3月~4月

測定場所①:H社員の自宅ダイニングルーム

測定記録

18:00~ 測定開始
19:00~ キッチンでステーキを焼く
19:08~ キッチンで野菜を焼く
19:11~ ダイニングの窓を開放

測定場所②:H社員の自宅一室(仕事及びトレーニングルーム)

測定記録

11:22~   測定開始
13:25~14:25 仕事(デスクワーク)
16:30~17:35 ローラ台で自転車トレーニング
17:35~   ローラ台+窓開放
18:15~   ローラ台終了

測定場所③:ドームテント内(埼玉県長瀞町のキャンプ場)

測定記録

ーーー4月4日 (日)ーーー
15:48 ~測定開始
17:30~焚火&夕食準備スタート
    夕食は19:00 頃終了
    焚火は22:00 頃終了
19:00~小雨(深夜まで続く)
19:30~大人と子供(各 1 名)がテント内トランプ
    大人1 名が外でバーベキュー
22:00~大人 2 名と子供 1 名がテント内で就寝
ーーー4月5日(月)ーーー
6:00頃 大人 1 名がトイレのためテントから外出
7:30頃 大人 1 名が犬の散歩のためテントから外出

テント種類:ドームテント(4~5 人用)
インナーサイズ 約 W330 × D210 × H185 cm

測定場所④:鉄板焼き屋

測定記録

16:05~19:56 測定期間

※当鉄板焼き屋では鉄板の天井に強力な排気ファンを内蔵

比較試験

下記のフロー図が示すように AQ Guard と凝縮粒子カウンター( CPC )で PSL 標準粒子を同時に計測し、数段階の個数濃度を比較することで両機の直線応答性を確認した。(Save インターバルは 1 秒とし、各濃度での測定時間は 1 分間とした)

①モデル:3079 エアロゾルアトマイザー(発生器)
  試験粒子:PSL 標準粒子(479 15 nm)
  溶液濃度:PSL 20 滴 蒸留水 20 cc
  発生流量:3.0 L/min

②モデル:3080 静電分級装置
  サンプル流量: 2.0 L/min
  シース流量:5.0 L/min
  DMAモデル: 3081
  DMA分級径: 479 nm
③モデル:AQ Guard
  サンプル流量: 1.0 L/min
④モデル:3772 凝縮粒子カウンター(CPC)社内基準器
  サンプル流量: 1.0 L/min

試験結果

試験結果はこちらのPDFファイルをご覧ください。

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